節なしと節あり木材


木材は、一本の木から用途に合わせて裁断されるので、枝のある自然の木に節、白太が入るのは当たり前のことです。

でも日本の一般的な家具業界では、節のある木材は規格から外されます。

節のない一等材は価格が高く、木材の流通量の2割しかありません。

それ以外の、自然に出来た節のある木材は使われない。


これはすごくもったいないし、高級な無節の材料を使った家具は当然値段が高くなる。

無垢材家具が身近な存在ではない理由はここにあったんです。

いろんな家具業界の方にお話を伺いながら、

このことを知った時はショックを受けました。

日本の空間は、量産されている突板家具か、無節材でできた高級家具のどちらかで成り立ってるのか?

デザイン性があり、長く使える家具が欲しいけど、高くて買えないようじゃ意味が無い。

ファッション業界、飲食業界、共にすごいスピードで進化してるのに。

日本の空間は??

なんてことも考えました。

 

▲ これが節あり

 

無垢材家具を気軽に使えるものにしたい


そこで私たちはあえて、自然の質感を持つ、このような節のある無垢材を使うことにしました。

無垢材の節の出かたや木目の力強さには、本物の木の存在感があります。

その上無駄になっていた部分を使うのだから、材料費を抑えられて、いいことばかり。


でも無垢材の節を活かすためには、通常の家具を作るより一手間かけなければいけないことも分かりました。

丁寧にパテ埋めをしたり、大きさや木材を並べた時の数を調整したり。

節のない高級な材を使うよりも、よりいっそう時間がかかります。

塗装についてもずいぶん考えました。※ウレタン塗装で仕上げる理由

一つ一つに人の手がかかる手作業が発生するということも、ベトナムに生産拠点を移す決断となりました。

今ある無垢材家具の価格が高ければ、コストを下げればいい。

良い家具をだれでも買える価格にしたい。

 

それが私たちが節あり無垢材を使う理由です。



2010年より、ベトナム自社工場で生産管理をはじめて約4年。

品質には一切妥協をせず、生産コストを抑えるためには、

ベトナム人の手先の器用さと勤勉な労働力が大きな力となっています。

無垢材は家具になっても生きているので、呼吸をし、伸び縮みします。

長い年月で、キズ、汚れが味となり、使い込むほどに風合いが出てくる家具。

 

welovehomesでは、一つ一つ表情が違い、節をデザインとして自然の美しさを表現した家具を作っています。