テーブルの中身はどうなっているの? ー 突板テーブルの構造 ー


 

かっこいいテーブルとそうじゃないテーブル、なんだかわからないけど、木のテーブルには2種類ある。

これに気づいたのは、一人暮らしを始めて新しいテーブルを買おうと思ったときでした。

念願だった自分だけのお城作り、鼻息荒く、近所の家具店やインテリアショップをくまなく見て歩き、

ネットショップで寝る間も惜しんで家具を探したりしました。

大きなお買い物ですので、自然と気合が入ります。

北欧風の椅子4脚に、木目がとても綺麗なテーブル1台を併せた5点セットが49,800円、一方、1台15万円のテーブル・・・。

身分的にも予算に限りがあるので、当然ヨンキュッパなはずが、なんだか気が進まず。

パッと見て、ほとんど同じように見えてもどこかが違う。

 

ここで、最初に挙げた「木のテーブルには2種類ある。」と感覚的に思いました。

木目はブレがなくクリーンな感じで綺麗なのに、どこか無味乾燥でウソみたい。


私の場合、かっこいいなあと感じるテーブルはホンモノ、そうじゃないのはニセモノ。

これがあらゆるテーブルを見ているうちにわかってきました。

 

ホンモノテーブルは無垢の木、ニセモノテーブルは木目、調。

実は、構造も違えば、耐久性も全く異なります。

その違いは、この映像(↓)をご覧頂くと、一目瞭然なんです。


 

この映像を見て、相当驚いた人もいるかも知れませんね。

映像のテーブルの場合、中身はハニカムペーパーが使用されており、基本的に空洞です(その他、MDF等の人工材が使われることも多くあります)。

私も、この業界で仕事をするまでは、全く知りませんでした・・。

 

中身が空洞なのに、木の板のように見えたのは、表面に「突板」を貼っているからです。

突板(「つきいた」と読みます。)というのは、天然の木材を厚さ約0.5ミリ〜2ミリにスライスしたものを言います。

 

突板が丸まっている写真

 

これを表面に綺麗に貼れば、中身がなんであっても、木の板に見えます。

突板の歴史は本当に長く、家の中や、街の中で、ありとあらゆるところで、突板製品を見つけることができます。

例えば、こんなところにも・・・・。

 

ダッシュボードの例

 

海外に出たとき、「日本のマンションはどうしてだか薄っぺらいな。」とも思いました。

日本の住宅に使われているドアは、木のように見えても、殆どが中身が空洞の突板製品だからです。

(なので、軽くて、ネジれもなくて、扱いやすい!というメリットがあります)

 

バスルームの例キッチンの例

 

世の中で木目調のものをたくさん見かけますが、よくよく見てみると、自然の無垢材では実現できない形状のものも多く、

突板だからこそ、できるんですね。例えば、こんな大型のキャビネットだって、簡単にできちゃいます。

 

大型キャビネット

 

本当に便利な世の中です。

どんなものだって、木目調にして、高級感を演出することができるんですから。

高級銘木をスライスして、表面材として使い、高級感を演出するという手法は、ヨーロッパでも昔から使われてきました。

例えば、こんなアンティーク家具。

テーブルの表面を色んな木目調の突板を幾何学的に貼り合わせていますが、実は、アンティーク家具には突板が多用されています。

 

突板を貼ってあるアンティークな机

 

パッと見では、無垢板テーブルと殆ど区別がつかないように、突板を表面に貼り合わせることことも可能です。

テーブルの値段なんて、15万円もする無垢板のウォルナットのテーブルもあれば、

ほぼ同じ木目の49,000円のテーブルもあるし、ホント、何がなんだか分からなくなってしまいます。

ウェブショップ(通販)で買い物をするときは、とくに注意が必要だと思います。

スタジオを使ってとても綺麗に撮影してありますから、見分けるのが難しい。

(だからこそ、WeLoveHomesの写真では、できるだけリアルな無垢の質感を収めたいと思ってます!)

ウェブショップ(通販)でのお買い物では、構造とスペックの確認は必須です!


なお、突板家具の場合、年月の経過とともに、剥がれ等の問題が発生しやすいのは、構造上、仕方がありません。

突き板は、長期間に渡り、水分を含んでいくとこんな風に表面が浮いてきます。

 

突板の表面が膨らんできている例

 

そして、使ううちに貼ったところが剥がれてきます。

 

突板が剥がれてきている例

 

無垢と突き板、どちらにもメリットとデメリットがあります。

突板家具を購入する場合には、将来、時機を見て丁寧に補修するか、あるいは割りきって、使い捨てにするかを良く考える必要がありそうですね。


次回ブログでは、無垢テーブルについてお話したいと思います。

 

 

 

 

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